6
目視できるほどの至近で彼女(彼?)に対峙したことがあるほどの、
ましてやそのまま永らえていようほどのレベルの高い連中でもあるまいに。
まるで人ならぬもののオーラか光背の如く、
殺気という名の覇気をおびたまま ゆらゆらと立ち上っての宙に浮かぶ異形の獣。
羅生門との号令一閃、それは鋭くも風を切って飛んでくる異能の攻撃に、
慌てふためき逃げ惑った連中が、
おおあれが噂の芥川か、噂通り男ではないかと口々に喚いた上で納得しただろ大作戦は、
思った以上に大成功を収めたようで。
混乱に乗じて逃げ出したそのまま、
あの芥川龍之介が男だったと、
しばらくは裏社会も大騒ぎでしょうね、なんて
真相を知っておればこその他人ごとみたいに、
ぷぷーと笑っていたのは、意外や意外、虎の子ちゃんこと敦嬢だったりし。
だってどれほど可憐な少女なのかをようよう知っているのだし、
恋愛なんてまだ知らぬ身、
今はただただ それは愛しいお人と心がやっと通じ合えたの、
そりゃあ健気にも おっかなびっくりで実感している最中で。
だっていうのに何てこと、
大上段からの指令には逆らえない子だってのに何すんの、と。
こたびの理不尽な運びにも、
実のところ、その胸を一番傷めてもいたようで。
『のすけちゃんが男だと聞いて、
シリアルキラーマニアとか重犯マニアとか
がっかりする層も多そうですしね。』
世の中にはいろんな趣味の人がいて、
退廃的だとかニヒルだとか、冷めきってるクールさがいいとか、
体制へ爪痕残す方法論の一つだとか、
形而上学的な何やらかにやらと勿体つけて心酔する人もいるらしく。
なんとアメリカでは、
そういう危ない有名人のトレーディングカードもあるそうな。
そっちと同じ枠とはちょっと思えぬが、
それでも、あの手配書のそりゃあ冷めた風貌は見ようによっちゃあ十分麗しく。
どっかの御曹司が一目ぼれしたよに、
凍るような美貌の少女には、なのに殺人犯というギャップと相まって、
秘かなファンも少なからずいるようで。
妄想止まりな一般人はともかくとして、
裏社会に在籍中、もしかして逢うことぎりぎりで可能な層にまで
シンパシーが居るだろう状況が、
今回の騒ぎが広まることで 少しは風向き変わるかもですねと。
虎の子嬢が無邪気に口にしたのへと、
『ふっふっふ、それこそ思うつぼvv』
それこそ重畳と
こちらも胸高に腕を組んでの不敵に笑った包帯の姉様へ、
太宰さんにしてみれば 狙ったり叶ったりですねvv
……敦くん、もしかして “願ったり叶ったり”って言いたいのかな?
あれ?
相変わらずの天然ちゃんが微妙に炸裂し、
そんな微笑ましい大ボケが降ったのも、まま さておいて。
***
いくら首魁には絶対服従が大原則な組織の構成員でも
そんな無理強いはなかろうお見合いもどきをぶっ壊せ大作戦は。(な、長い)
裏社会の人間が立つ修羅場というものを強制体感させられ、十分に肝を冷やしたその挙句。
いかにも過激なこの騒動がマスコミに取材されないはずがなく。
その場に居たのが 財界で高名な系譜の頂点におられる大御所だったため、
流石に個人名は伏せてとはいえ、
名だたる総合商社の創始者総帥が何をしたらそんな恨みを買うものかという方向での
憶測がらみな報道&取材攻勢に遭う羽目となっており。
将来的に関係筋への評判や実績へもよからぬ傷がつく恐れは大有りで、
このままでは縁故筋も去ってっての、凋落は免れられぬかもしれぬ…とあって。
そんな危ない裏社会の人たちを、利用するだけならまだしも
親戚にならんというよなお付き合いなんてしても
百害あって一利なしですと、
取り巻きやら腹心やらから ここぞとばかりに意見でもされたのだろう。
相手方が正装した使者を立てての “なかったことにしてください”と、
割と謙虚に申し入れて来たがため。
二度目はなかろうご破算に終わったことで、横槍連が堂々の大勝利を収めた。
そんな結果というか、経緯というか、
あくまでも向こうの大御所様への急襲だったらしいということから、
巻き添え食っただけの組織側へはなんて傷がついたわけでなし。
かてて加えて、
自身の側でも 性分の悪い仕立てを構えていた自覚があったのだろう鴎外は、
男の子を連れて来て “黒獣の姫本人だ”なんてぬけぬけと言い抜けた無体に対して、
お咎めはないと計らってくれたらしく。
表向きには 働きすぎだから無理から三日の有給を出したんだよという扱いとなり、
『無事に戻ってきたら報告にだけは来させてね』と
そちらもまた振り回された格好の、五大幹部が一隅の板額御前(はんがくごぜん)へ、
太宰の代参者になってたようなものながら
彼女へも咎めはないよと言う代わり、そんなお言いようを言伝てたということだ。
「三日ねぇ…。」
青年を連れて来てあの少女だと言い張るという、
それって“別人”と言わないか的な荒唐無稽な仕儀が、
だがだが、案外と起こりうること、ごくごく一部の人間だけが知っており。
そういう摩訶不思議な“異能”というもの、
ヨコハマで最も把握していよう身の組織の総帥様。
知る人がずんと限られる変梃子な異能に、
並行時空への跳躍異能というのがあって、
誰にも太刀打ちできぬそれで、三日で戻ると知っておればこその日限だよねと、
太宰としては苦々しい失笑が絶えぬ。
覚えてないと言い抜けるほど傲岸姑息ではなかったか、
それとも… 芥川少女の操る、それはそれは強力な異能の“羅生門”、
捨てるにゃ惜しい鬼札だと重々思い知らされたからか。
それともそれとも もしかして…
これは中也へも告げたこと。
他の案件で情報ほしやで接触した際に、
ついつい高飛車な態度で適当にあしらったがために、
頭を煮えさせてある海外マフィアの駐留組織の幾つかへ、
とどめに “なにせ私は森さんの犬ですから”なんていう大嘘情報ぶっこんで。
生意気な小娘め、目にもの見せてくれようぞと
オツム沸騰した愚連隊連中に 思い切りの火ィ点けた挙句、
白昼堂々、ド派手なゲリラ戦よろしく、
空から海から、本拠ビルへ次々突入させたっていいんですよ、と。
口から出まかせの空言や虚言じゃあない、
実際に執行できるという、某元幹部のそら恐ろしい才を知っておればこそ。
それを育てた身としては、成長ぶりがこそばゆいような、
いやいや本気で用心せねばと、
天下のポートマフィアの首魁が本気で青くなりかけた伝言が戻って来た、
ポートサイドホテル襲撃騒動の〆めだったそうな。
(一部、どっかで読んだ既視感満載な一節が紛れていること、お詫び申し上げます。)
あの鴎外もまた…苦笑交じりなのだろうが、認めてしまった恰好のそれ。
何をとち狂ったかとしか言いようがないノリで 太宰が目をつけた奇奇怪怪なトンでも異能。
微妙に何かがずれている並行世界に干渉し、同位のものを置き換えてしまうらしいそれは、
異能の持ち主当人にも どもならぬ代物ならしく。
次界そのものが備えている“ホメオスタシス”に頼ってのこと、
今のところは すべからく3日経ったらほどけている。
とはいえ、今回はコピーされた代物だったから
はっきり言って1日だってもつかどうかと、
実のところは内心でひやひやしていた包帯の才媛軍師殿。
肝心かなめの2日目を 無事にそのままでいてくれたのは重畳で、
愉快痛快と笑い飛ばした豪気な顔のその陰で、
内心どれほどの安堵に縋り、胸を撫で下ろしていたことか。
そんな危うい心情だったの、随分と初手から見抜いていたかのように、
『自分には影響が及ばぬことだと思って
いい加減なことを仕掛けやがって。』
日頃の悪辣周到さを駆使すれば、
見合いなんてな茶番の場に至るより前に 何かしらの脇道へと逸れさせるよな策を立て、
お互いが顔合わせすることもないまま、握り潰すことだって可能だったろうに。
ギリギリの直前にやっと きな臭さに感づいたという間の悪さだったことへ加え、
あまりに周到な妨害で立ちはだかれば、
いざというときはあの魔性の娘が防壁立ち上げるのだなんていう、
鴎外にまんざらでもないよな訳知り顔をさせ、
その筋の連中へ業腹な誤解をさせるのが癪だったがため……という、
錯綜した微妙な事情や心情のような諸々もあっての混乱ぶりで。
それこそ その微妙な立場から重々判っていたのだろう、
だからこそのざっかけない物言いか。
管制室代わりのボックスカーにて最終確認にと顔を合わせた折、
なんてまあ らしくもない、豪快乱暴な手を打ったことよと、
義理もないのに側杖喰っての協力させられた腹いせのよに、
ついの愚痴だろう、遠慮もなく憤って見せた中也だったのへ。
『冗談じゃあないよ、そこまで大雑把に構えちゃいない。』
太宰としては聞き捨てならない言われようだったのか、
日頃あれほど余裕綽々、どう評されようが腹が立つほど平然としているものが、
ほぼ反射的な間合いで訂正せよと言わんばかりの剣幕となり。
中也嬢の常の正装、チョーカーを覗かせるよにややボタンを開けていたシャツの襟元引っ掴み、
そのまま持ち上げて引き寄せると、噛みつくように反駁していた。
『太宰?』
もしかして狼狽してないか?と案じられたか、
端とした声を掛けられ、それでやっとハッと我に返る。
他でもないこの子の身にかかわることだからという本音は、
中也相手にはわざわざ言わずとも通じていたこと。
そうは言っても…彼女だとて、ああ面倒なという憤懣の態度でも取らにゃというほどには、
首魁相手の大芝居を前に緊張していたのかも知れぬ。
そんなことさえ読み取れないほど、実はピリピリしていた軍師嬢だったよで。
怒鳴られる筋合いじゃあないと怒るでなし、大丈夫かと案じられてりゃあ世話はない。
瑠璃色の双眸に見つめられ、よしよしと宥められるまま細い息を一つつく。
『…うん、ごめん。大丈夫。』
何よ、私だって狼狽えるわよと思いつつ、でもでも、
そんな顔するのはらしくないよと、いつもの双眸がしっかりせよとの覇気をくれる。
常に間近にあって、こやつにだけは負けるものかと内心意識させられてきた存在。
ちびのくせに生意気な。でも あんただからしょうがないか。
コンビニ強盗の一件で初めて入れ替わりが起きたあの折、(ようこそ、お隣のお嬢さんvv 参照)
今回以上に いちいち“多分”とか“凡そ”としか言いようがなかった突飛な事態だったにもかかわらず、
乱歩さんの超推理にぶら下がる格好でいたもの、余程 平然としているように見えたのかな?
普段何を云われようが平然毅然、飄々としてと構えてた、その延長だと把握されていたのかな。
確かに、組織に居たころは
どれほどのリスクがあるものかを理解し意識していても
顔になんて出さないようでなきゃあ一人前とは言わないとされる立場だった。
でもそれって、彼の子に関してのすべてを
万が一にも弱みと取られぬよう鉄面皮でいられたから、
だから他のことなんて瑣事もいいとこという順番だっただけ。
誰より本人に悟られないようでいないと意味がなく、
動じない顔、余裕で装っていられるよう鍛え抜かれていたようなものとも言えて。
そんな女だってのを重々心得ているその上、でも実はちょっと踏み込んだ顔までも、
望んだ訳でもなかろに知ってるこの元相棒へ
たまに甘える自分なの、
自分でもらしくないなと、口惜しいなと思いつつ、
でもでも、ちょっと降参気味な苦笑を洩らした太宰嬢、
『私の異能で無効化できぬほどの堅固な異能だ、
だから逆に言やぁ手堅い代物なのだろうと思っているまでさ。』
何とか冷静さを取り戻し、そんな風に取り繕って。
取り澄ました顔ぶれがお高く留まっている只中へ
疾風怒濤というノリで突撃敢行したのが、ほんの昨日の午前中。
普通一般の人には一生のうちに一度でもあるかないかというよな騒動を、
ちょっとしたレクリエーションのよにくぐり抜けたお嬢さんたち。
打って変わっての今日はと言えば、
秋の清かな風を感じつつ、ただただ静かに刻限が来るのを待っており。
「恐らくは今日中に、元の世界へ呼び戻されちゃうんじゃないのかな?」
そもそもの異能の効力自体、かっきり3日と定まってはない。
確か当初の、いきなり現れた無機物や動物いろいろは三日ほどで姿を消したが、
まんま“入れ替わった”格好の敦と芥川は微妙で、二日とちょっとという滞在ではなかったか。
くどいようだが、今回はコピーした異能なだけに、
尚のこと、きっちり3日、72時間とはいかないかも知れず。
『右向いて左向いたら戻ってましたとなるやも知れないから。』
そんな落ち着きのないことへ 付き合うこたないよと、中也や敦には同座を何気に断った。
お仲間の帰還だ、たとえどれほど呆気ないかたちであろうと、
無事でよかったと朗らかに、お帰りなさいと迎える所存じゃあったろに。
『そうですね。ボクらへは後で知らせてくれれば。』
『だな。えらい目に遭ったなって厄落とし、飯でもおごるしよ。』
自分たちにとっての知己は、あくまでも現在不在な芥川嬢。
とはいえ、ほんの2日ほどのお付き合いだった
向こうからの客人である芥川とも、微妙に他人とは言い切れぬ感覚が生まれちゃあいる。
なればこそ、もう会えぬだろう相手へ向けて、
ちゃんと見送れるかがちと微妙でもあるのなら、
からりとした笑顔で“じゃあね”と挨拶交わした方がいいだろうと。
男の子のそれとは随分と作りの華奢な手で何度も握手して、
元気でねと笑ったのが敦ちゃんなら、
ちゃんと飯食えよ?ウチの芥川と変わんねえ痩せようじゃあなと、
やっぱり手痛い忠告をくれたのが中也嬢。
一足先に湿っぽくならないお別れ告げて、
さて…どれほど経ったやら。
「ただ待ってるだけってのも暇だねぇ。」
世間様を翻弄していた台風もどきの置き土産だろう、
今日は久々に汗ばむ陽気、
あの凄まじかった暑中の戻りかと思うほど。
クラッシュアイスを詰めた洒落たグラスへ、
香りのいい紅茶をそそいだ正統派のアイスティーを挟む格好で。
街路樹の梢が落す木洩れ日がブラインド代わりとなっている、
開け放った窓辺に陣取っていた二人。
別段、会話が途切れてもそれが重くなるよな人性じゃあなかったが、
今はちょっとほど微妙な間合いでもあり。
可愛いなぁなんて視線がうるさいが、
されどそうと言っては角の立つだろう相手だし。
何より、正確にいやぁ五月蠅いのではなく面映ゆいのでもあって、
それで落ち着けない芥川へ、
「せっかくだから仲良くするかい?」
「…っ。」
長い睫毛をやや伏せて、けぶるような按配にしてのこと、
それ越しに甘く凝ごらせた視線を向け、
とろけるような声音で囁いた妖麗な美女とあって。
今更そんな風貌だという要素には怖気ぬが、
突拍子もない言いようが降って来て、
思わずむせてしまったのをアハハと笑うと、
「冗談だよ。
確かに君は“芥川”なのだろうが、私の愛しいあの子じゃあない。」
どう誤解したのかも察したうえで、ごめんごめんと苦笑を見せた姉様が、
白い手を優美に動かし、取り出したのは携帯端末。
起動されたそこに呼び出されたのは、
一体どのように撮ったものだか、
頬をほのかに染めた随分としおらしい笑顔の少女のバストショットで。
「何を隠そう、敦くんに交換してもらった。」
あの子ったら敦くんにはこぉんな顔するのだよと、
不服気に口許尖らせる真似をする太宰だが、
「交換?」
そのように持ち出したなんてちょっと意外だと思うたか、
キョトンとして訊けば
「決まっているだろう?
私の手持ちのうちの、中也の幼いころの黒歴史ショットの数々だよ。」
「うわぁあ…。」
本人は“女装なんて”と拒み続けてたけど已む無く着せられた、
シフォンのドレスだの友禅の振り袖だの。
「ブツはいくらでもあるからねぇvv」
「…はあ。」
あの子の矜持には障ることなんだろうね。
いっそ開き直って
男勝りと馬鹿にするな、こうまで装って化けられるなんて威張ればいいものをさ。
そんな風に呟いた太宰には、そういう狡猾さに縁のない彼女が少しは羨ましいのだろうか。
そうと思わせるほど、しみじみとした呟きだったが、
気づいてはいけないような気がした芥川、
「戻ってきたやつがれから、頬をはたかれる覚悟くらいはしておくのだな。」
何しろ、ほぼ重なった世界線同士の存在らしいので、
此処で起きていることは向こうでも似た流れで起こっているに違いなく。
先程の言動も、隠しようがないのだと仄めかせば、
「おお、受けて立つよ♪」
さっきの儚げなお顔とはまるで違っての、それは強かそうな笑顔がほころぶ。
已むを得ぬ経緯や言葉足らずなところが感情的な傷を生み、
説明なぞないまま歳月という無慈悲な幕が下ろされて。
何やかやが錯綜したがための、冷ややかな仲たがいに身を置いていたものが。
そんな殺伐とした縺れもほどけ、
しゃにむにながらも戦い続ける身を 強くなったと認めてもらった。
勿論、そこで満足なんてしちゃあいない。
それでは呆れられよう道理も判っており、
もっと強くならねばならぬと油断なくいる禍狗さんなところ、
どうやらこちらの黒獣の姫様も同じであるのだろうからと。
胸を張っての強かな視線を交わし合い、
ほぼ同時にくすすと笑い合った二人であり。
ふと、
窓からそよぎこむ風に、甘く金木犀の香がしたような気がして。
「いいお日和だよねぇ。」
ほんの一瞬そちらへ視線を逸らしたその隙に、
異能の起動を示す淡い光が視野の一角で立った。
「…あ。」
ほのかな光に包まれた人物が静かにその瞼を上げるの、
ついつい口許がほころぶのを隠しもせず、ワクワクと待ち受ける太宰である。
「……お帰りなさい。」
〜 Fine 〜 18.09.25.〜10.07.
BACK→
*長々お付き合いくださり、ありがとうございました。
B面側のお話、やっと終幕です。
いつにも増して なんか変な太宰さんでしたが、女性差別は一切ありませんで、
唯一持っちゃった弱点というか、
果断なまでの行動力がある女性ですが実は…という格好、
このくらいの可愛げあってもいいんじゃないかと思ったまでです。
悧巧だけれど周到だけれど、肝心なところで自分には不器用な、
そんな太宰さんなのを、
周囲がようよう理解したうえで見守ってたら最高じゃないvvと

|